電力自由化で電気代はどのくらいお得になる?新電力小売5社の料金シミュレーション結果を比較

電力自由化 2016年4月からスタートする電力小売りの全面自由化に合わせ、様々な企業が電力販売に参入してきており、その数はなんと100を超えるそうですね。これにより、今までは地域の電力会社からしか購入できなかった電気を、自分の意思で自由に選択した企業から購入する事が出来るようになります。

ただ、自分で自由に選べると言っても、100を超える企業があるとなると特徴を調べるだけでも大変だし、何を基準にどう選んだら良いのか迷ってしまいますよね~。

今回は新たに参入する小売業者5社を選び、料金のシミュレーション結果によるお得度や特徴を比較してみたいと思います。

新電力料金計算シミュレーションの計算条件

料金シミュレーション計算の条件としては、僕の家の2016年1月度電力使用量を基準としました。冬季の暖房は電気を使うエアコンとオイルヒーターのみに頼ってますので、電力使用量は他の家に比べて多い方かと思います。

  • 電力会社:東京電力
  • 契約種別:従量電灯B
  • 契約電力:40A
  • 2016年1月度使用量:597kWh

以上の条件を各社料金シミュレータに入力して、新料金を試算します。その際、

  • 1月度の使用量を基に各社シミュレータが持つ指数で年間使用量を推定し、それを基に現在の電力会社の年間金額を試算し、小売会社を変更した場合の年間料金がどれくらいお得になるのかを比較します。
  • 各社のシミュレータの指数が異なる場合は年間使用量の推定値が異なる可能性が有りますが、今回あえてそれは調整せず、そのままの金額を比較しています。
  • 割引プランなどの条件に応じて計算結果が複数になる場合、他社と出来るだけ近い条件の結果を選びました。

今回比較したのは以下の5社になります。

  • auでんき
  • ソフトバンクでんき
  • エネオスでんき
  • 東京ガス
  • Looopでんき

新電力料金シミュレーション結果の比較

さあ、では料金シミュレーションの結果を以下紹介しますね。僕の場合は以下の順位になりましたが、条件によっては別の順位になる場合もある事は予めご了承くださいね。

お得度No.1 – エネオスでんき

eneosdenki_logo

現契約との差額(年額) -12,574円
対象 当初は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨、静岡(富士川以東)
追加試算条件 特になし
キャンペーン 3月末までの契約で初月のみ2,000円割引。
その他特徴など 2年契約で上記より更に割引。 NEOSカード払いでガソリン代割引か、提携クレジットカード払いでポイント優遇か、或いは支払金額に応じてTポイント取得の何れかの特典ゲット。
ホームページ http://www.noe.jx-group.co.jp/denki/
料金シミュレータ http://www.noe.jx-group.co.jp/denki/simulator/
申込みはこちらから

No.2 – 東京ガス

東京ガス

現契約との差額(年額) -11,222円
対象 当初は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨、静岡(富士川以東)
追加試算条件 東京ガス契約者で電気・ガスセット割適用の場合として試算
キャンペーン 3月末までの契約で、もれなく1,000パッチョポイントもらえる。更に抽選ですかいらーく優待券、最高10,000円分が当たる。
その他特徴など

提携光ネットサービス(ASAHIネット、BBエキサイト、BIGLOBE、DTI、OCN、ぷらら、So-net)契約者はトリプル割で更に割引。

電気料金1,000円毎に15パッチョポイントがもらえる。 電気・ガスセット契約かつエネファームを利用中の人は、2018年3月まで毎月150パッチョポイントがもらえる。

ホームページ https://request.tokyo-gas.co.jp/power/req/index.html
料金シミュレータ http://home.tokyo-gas.co.jp/power/simulation/index.html

No.3 – Looopでんき

looop

現契約との差額(年額) -10,301円
対象 当初は東京電力、中部電力、関西電力管内の3エリア
追加試算条件 2016年5月までの申し込みで基本料金無料として試算
キャンペーン 2016年5月までの申し込みで基本料金無料
その他特徴など 26円/kWhの単一料金。 「自然エネルギーの電力会社」を目指しており、約1/4が再生可能エネルギー。
ホームページ https://looop-denki.com/low-v/
料金シミュレータ https://looop-denki.com/low-v/simulator/

No.4 – auでんき

auでんき

現契約との差額(年額) -6,494円
対象 auのモバイルサービス(スマホや携帯他)利用者
追加試算条件 特になし
キャンペーン 特になし
その他特徴など 月額5,000円未満は1%、5,000円以上8,000円未満 は3%、8,000円以上は5%をau WALLETにキャッシュバック。
ホームページ http://www.au.kddi.com/electricity/
料金シミュレータ https://denki.auone.jp/simulation?medid=kddi&srcid=audenki&serial=0001

No.5 – ソフトバンクでんき

softbankでんき

現契約との差額(年額) -2,733円
対象 ソフトバンクのモバイルサービスもしくはインターネットサービス利用者
追加試算条件 特になし
キャンペーン 東京電力管内エリアで3月中にプレミアムプラン(2年契約)申込すると、商品券10,000円プレゼント。
その他特徴など 電気料金1,000円毎に5ポイントのTポイントがもらえる。 ソフトバンク光インターネット契約者はスマホ代が2年間毎月最大2,000円割引。
ホームページ http://www.softbank.jp/energy/
料金シミュレータ http://www.softbank.jp/energy/special/denki/#simulator

※ソフトバンクでんきの料金シミュレーターでは2年間の割引額が計算されている為、他の会社の条件と合わせる為に、それを半分の1年分として上の表に記載しています。また、同様に他社の条件と合わせる為、Tポイント付与分の620円(1年分)は割引額から除外しています。

最後に

以上、5社を比較してみました。うちの場合は割引額的に「ENEOSでんき」が一番お得な可能性はありそうです。みなさんもそれぞれ試算してみてくださいね。

割引では「ENEOSでんき」が一番となりましたが、実は個人的には「Looopでんき」が気になっています。

Looopは東日本大震災がきっかけで作られた会社です。被災地の避難所にソーラーパネルを設置して、発電をしたところ、子どもたちから「夜トイレに行くのが怖くなくなった!」とすごく喜ばれたんだそう。そんな被災地の人々の笑顔がきっかけになり、中村社長が会社を設立。なんだか、すごく感動しちゃいました。

(エネチェンジ「え、いいの?Looopでんきの電力自由化プランは基本料金0円」より)  

「Looopでんき」の申し込みは3月11日からなのですが、それも東日本大震災にちなんでいるのだそうです。うーむ。 お得度もなかなかですし、「Looopでんき」への切り替えをまじめに考えてみようかな。

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