既にソフトバンク、auからは発表されていた「2年経ったら違約金無し」の新プランですが、とうとうドコモからも発表されました。
時間がかかっただけあってか、その内容は他2社の新プランの様に単に「月額300円増し」したものではなく、かなり練られたものであるように感じます。
ソフトバンク、auの新プランに関する記事はこちら:
「フリープラン」は2年定期契約満了後の更新期間に選択
ドコモのプランは、最初2年は現在と何も変わりません。月額費用も今まで通りです。
変わるのは、2年縛り終了後の更新期間中に、その後の解約金が不要になる「フリーコース」を選択出来るようになるという点です。
一方、現在と同様に解約金がかかるコース「ずっとドコモ割コース」を選択する事も出来ます。
以下のプランを契約中で、2016年6月が2年定期契約の更新期間となる人より「フリーコース」か「ずっとドコモ割コース」を選択可能となります。
- カケホーダイプラン(スマホ/タブ)
- カケホーダイプラン(ケータイ)
- カケホーダイライトプラン
- データプラン(スマホ/タブ)
- データプラン(ルーター)
では「ずっとドコモ割コース」で得られるメリットは?
「フリーコース」は解約金を払わなくて済む様になって魅力的ですが、逆に「ずっとドコモ割コース」なら得られる以下の様な特典を得られません。
- 利用年数に応じてパケットパックの料金が割引になる「ずっとドコモ割」
- 2年更新毎に3,000ポイントのdポイントがもらえる「更新ありがとうポイント」
以下、「ずっとドコモ割コース」の場合に得られる特典をそれぞれ見ていきましょう。
利用年数に応じてパケットパックの料金が割引になる「ずっとドコモ割」
「ずっとドコモ割」自体は以前からもありましたが、今回の発表に伴い、その内容が以下の様に拡充されています。
より早い時期から、より大きな割引を得られるようになるわけですね。改定後の割引内容は以下の様になります。
2年更新毎に3,000ポイントのdポイントがもらえる「更新ありがとうポイント」
こちらは今回新たに発表された特典ですね。2年契約の更新期間終了後の6か月間に、専用のWEBサイトにアクセスする事でポイントを獲得出来る様になるそうです。
対象は、2年契約満了後に「ずっとドコモ割コース」を選択し、以下を契約中のdポイントクラブ会員となります。
- カケホーダイプラン(スマホ/タブ)
- カケホーダイプラン(ケータイ)
- カケホーダイライトプラン
- データプラン(スマホ/タブ)
- データプラン(ルーター)
費用負担増も無くありがたい新プランだけど
ドコモの新プランは、2年経過以降に他キャリアへの移行を考えている場合、更新期間が来たら費用負担も無く切り替えられるという、現ドコモユーザーにとっても有難いものでした。
ただ、もし最初の更新期間中に「フリーコース」や「ずっとドコモ割コース」の選択を忘れちゃった場合、更新期間終了後はどちらのコースになるのでしょうね?
ドコモのリリースには、以下の記載があるのみでした。
既に新料金プランをご契約で、ドコモを2年以上ご利用のお客さまについては、自動的に「ずっとドコモ割コース」となります。次に更新期間を迎えるタイミングで、「フリーコース」が選択できます。
2年以上経っている場合はともかく、最初の更新期間に何も選択しなければ自動的に「フリーコース」になるとしたら、まだ納得できます。だって、2年経過後は解約金がかからないのが「普通」になるわけですからね。
そうでない場合、最初の更新期間に何もしないと自動的に「ずっとドコモ割コース」になるとしたら、現在よくある「他社に乗り換える為に解約しようと思ってたけど、うっかり更新期間を過ぎちゃったからまた2年待たなきゃ!」という問題に加え、今度は「フリープランに切り替えようと思ってたけど、うっかり更新期間を過ぎちゃったからまた2年待たなきゃ!」という状況も起こり得るわけですよね。
逆に、特にお年寄りなどはそのあたり意識しないでずっと継続する方も多いでしょうから、もし最初の更新期間に何もしないと勝手に「フリーコース」になる場合、「なんでお得なコースにしてくれなかったんだ?」と文句を言う人も出てくるでしょうね…
う~ん、難しい所です。最初の更新期間に何もしないとどうなるのか、今度ドコモに聞いてみようかな。
ドコモのリリースはこちら ⇒ 報道発表資料