スマホキャリア別の格安SIM選び、ドコモ編その2 – たまにしかデータ通信せず出来るだけ安く維持したい

今回も、ドコモのスマホを使っている人向けの格安SIMについて紹介しますね。前回の『通話時間が長い人向けのSIM選び』からかなり間が空いてしまいましたが、今回第2回は「たまにしかデータ通信せず出来るだけ安く維持したい」人向けの格安SIM選びです!

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たまにしかデータ通信せず出来るだけ安く維持したい人に最適な「使った分だけ支払う」格安SIM

格安SIMに切り替えることにより、3大キャリアに比べて月額費用を大幅に安くすることが可能になりますが、それでもたまにしかスマホを操作しない人や、普段はほとんど家でのWi-Fi通信しかしていないような人は、可能な限り月額費用を下げたいと思いますよね。

そんな人に最適な、「データ量を使った分だけ支払う」タイプの格安SIMがいくつか発売されていますよ!このようなSIMを使う事により、普段あまり使わないときは最低限の金額を支払っておき、たまに外で使ったときなどは使った分だけ支払うような使い方が出来るのです。

それなら、普通の格安SIMで最低限のデータ容量で契約しておき、必要なときはチャージすれば良いのでは?という人もいるかもしれませんね。通常SIMに比べ「使った分だけ支払う」格安SIMは、以下の様な特徴があるのです。

  • とにかく最低月額料金が安い。SIMによっては基本料月額0円の場合も!
  • データ量が足りなくなっても、わざわざチャージする手間が必要ないので便利

では、そんな「使った分だけ支払う」格安SIMを以下紹介していきますね。

【目次】

最低月額料金0円!掟破りの「So-net 0 SIM」

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一時、雑誌の付録として限定配布された「So-net 0 SIM」ですが、その後正式販売されました。

このSIMの特徴は何と言っても、通話無しのデータ専用プランの場合500MBまでの利用なら月額無料という点です! 500MBを超えると、100MBあたり100円の料金がかかります。それも2GBで上限の1,600円となり、5GBまで使う事が可能になります。5GBを超えると速度が制限されますが、更に追加チャージすることも可能です。

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SMSの場合はそれにプラス150円、通話プランの場合はプラス700円で利用可能!

これなら、毎月の維持費用を可能な限り抑えたい人や、データ通信をたまにしか使わない人には最適ですね!

ただ、データ専用プラン、データ+SMSプランの場合、3ヶ月連続してデータ通信が無いと自動的に解約されてしまうので要注意!音声プランならその様な心配ありません。

また、5GBを超えてしまった際の追加チャージ費用はかなり高く設定されており、100MB追加で500円、500MBでは2,100円、1GBの追加は3,800円もかかってしまいます。

通常は500MB未満だけど、たまに超えた場合でも1GB位に抑えるられるような使い方が出来る人が選ぶのがベストでしょうね。

プラン 通話 初期費用 データ量 月額
0 SIM データ専用プラン 無し 3,000円 ~500MB 無料
500MB~2GB
100~1,500円
(100円/100MB)
2GB~5GB 1,600円
0 SIM データ+SMSプラン 無し 3,000円 ~500MB 150円
500MB~2GB
250~1,650円
(100円/100MB)
2GB~5GB 1,750円
0 SIM データ+通話プラン 20円/30秒 3,000円 ~500MB 700円
500MB~2GB
800~2,200円
(100円/100MB)
2GB~5GB 2,300円
  • データ専用プランの場合、月間通信量500MB未満は無料、以降100MBごとに100円(税抜)
  • 2GB以上利用した場合は定額で5GBまで高速通信を利用可能
  • 5GBで速度制限されるが、100MB:500円、500MB:2,100円、1GB:3,800円で追加チャージ可能
  • データ専用プラン、データ+SMSプランの場合、開通手続き後3ヶ月連続してデータ通信が無い場合は自動的に解約
  • データ+通話プランのみ最低利用期間が12か月あり、その間に解約すると違約金5,200円
  • MNP転出手数料7,000円
  • 動作保証機器は ⇒ こちら

申込はこちらから ↓↓

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安いのに速い!「FREETEL」

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安さと速さを売りにしてきた「使った分だけ支払うSIM」のFREETELですが、So-net 0 SIMの登場により、少なくとも「安さ」のお株を奪われた格好ですね。

しかし、FREETELも負けてはいません。恐らくSo-net対抗だと思いますが、SIMのみの場合は6か月間、スマホセットの場合は12か月間も基本料金を割り引くキャンペーンを2月22日までやってますよ!(終了しました

その後、3月28日まで以下の様なキャンペーン第二弾が実施中です!(4/4まで延長後、終了しました

  • のりかえ(MNP)の場合、SIMのみなら9か月、スマホとセットなら12か月間、1GB分の基本料金を割引
  • 新規契約の場合、SIMのみなら3か月、スマホとセットなら9か月間、1GB分の基本料金を割引

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このキャンペーンによりデータ1GB分が無料となりますので、データ専用プランの場合は1GBまで月額0円となります!期間限定と言わず、ずーっとやってほしいですね~。(4/4まで延長後、終了しました

尚、FREETELは、SAMURAIシリーズやKATANAシリーズといった、魅力的な格安スマホを販売することでも話題になってますね。

プラン 通話 初期費用 データ量 月額 キャンペーン 月額
4/4終了
データ専用プラン 無し 3,000円 ~500MB 299円 無料
~1GB 499円 無料
~3GB 900円 401円
~5GB 1,520円 1,021円
~8GB 2,140円 1,641円
~10GB 2,470円 1,971円
データ専用 +SMSプラン 無し 3,000円 ~500MB 439円 140円
~1GB 639円 140円
~3GB 1,040円 541円
~5GB 1,660円 1,161円
~8GB 2,280円 1,781円
~10GB 2,610円 2,111円
音声通話付プラン 20円/30秒 3,000円 ~500MB 999円 700円
~1GB 1,199円 700円
~3GB 1,600円 1,101円
~5GB 2,220円 1,721円
~8GB 2,840円 2,341円
~10GB 3,170円 2,671円
  • 2/22までのキャンペーン期間中に契約することで、SIMのみの場合は6か月間、スマホセットの場合は12か月間、右端のキャンペーン月額に割引(終了しました
  • 費用は同じだがAppStoreでのアプリなどのダウンロード時パケット料が無料の「FREEETEL SIM for iPhone/iPad」も提供
  • 通話料が半額の10円/30秒になる『通話料いきなり半額』アプリを提供
  • データ容量の翌月繰り越し無し、10GBを超過した場合の追加不可
  • MNP転出手数料は利用期間によって15,000円から2,000円まで変動、詳しくは ⇒ こちら
  • 取扱いショップリスト ⇒ こちら 

詳細や申込はこちらから ↓↓

freetel

格安SIMの先駆け、b-mobileの「おかわりSIM」

bmobile

日本通信のb-mobileといえば、まさに日本の格安SIMの先駆けであり、MVNO普及の為に多大なる功績を残したといっても過言ではないと思います。

そんなb-mobileですが、その後多数のライバル出現により、現在はいまいちぱっとしない状態ですね。使っただけSIMとして「おかわりSIM」も提供されていますが、他社の同様サービスに比べ、価格面でも中途半端です。

それにも増して問題なのは、b-mobileが行っている(と思われる)、特定パケットに対する速度制限でしょう。b-mobileのHPでは以下の様な注意書きがあります。

※ファイル交換(P2P)アプリケーション等に制限を設ける場合があります。また、大容量のダウンロード及びストリーミングでの連続通信については、時間帯によって制限をかける場合があります。

実際、Youtubeやニコニコ動画、Hulu等の動画サービスでのスピードはかなり遅い場合が多く、動画が見られたものではないという報告が多数ある様です。使っているユーザーの口コミも惨憺たるものです。

ということで、特別な理由が無い限り、現状ではあえてb-mobileのSIMを選ぶ必要は無いと思います。

日本通信では、ソフトバンク系格安SIM提供の可能性や、その他様々な新サービスの検討を発表しています。日本通信の今後の変化に期待しましょう。

プラン 通話 初期費用 データ量 月額
おかわりSIM 5段階定額 無し 3,000円 ~1GB 500円
~2GB 750円
~3GB 1,000円
~4GB 1,250円
~5GB 1,500円
おかわりSIM 5段階定額 SMS付 無し 3,000円 ~1GB 630円
~2GB 880円
~3GB 1,130円
~4GB 1,380円
~5GB 2,610円
おかわりSIM 5段階定額 音声付 20円/30秒 3,000円 ~1GB 1,300円
~2GB 1,550円
~3GB 1,800円
~4GB 2,050円
~5GB 2,300円
  • ファイル交換(P2P)アプリケーションやダウンロード、ストリーミング等では速度制限をかけられる場合有り。
  • 4か月以内の解約やMNP転出の場合、違約金として8,000円(税別)
  • 動作保証端末 ⇒ こちら
  • 取扱いショップリスト ⇒ こちら 

詳細や申込はこちらから ↓↓

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上限を自分で設定できる「@モバイルくん。使ったぶ~んだけプラン500MB」

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名古屋に本社がある株式会社ジェネスという会社が「@モバイルくん。」という格安SIMブランドを展開しており、その中の使っただけプランが「使ったぶ~んだけプラン500MB」です。ラインナップは音声付SIMの1タイプのみで、データ専用SIMはありません。

「使ったぶ~んだけプラン500MB」では、最初の上限である500MBを超えると、500MB単位でデータ容量が自動的に追加されます。追加費用は500MBあたり500円。初期設定では2回追加した時点、すなわち+1GBで自動追加は終了するような設定になっている様です。

このプランの面白いポイントは、その上限値を利用者がユーザーページから自由に変更できる点でしょう。何と最大+20GBまで設定する事が可能ですよ!が、その場合の月額はなんと20,000円超え、+5GBでも5,000円を超えちゃいます。

普段は上限を低くしておいてうっかり使い過ぎてしまうのを防ぎ、必要な時は自由に上限を調整出来るのは良いアイディアだと思います。データ量が増えると金額が跳ね上がってしまいますが、「使っただけ払う」SIMですから仕方ないですね。

やはり、通常は500MB未満だけど、たまに超えた場合でも1GB位に抑えるられるような使い方が出来る人にとってはおススメできるSIMと言えるでしょう。

プラン 通話 初期費用 データ量 月額
使ったぶ~んだけプラン 20円/30秒 3,000円 ~500MB 800円
500MB~1.5GB
1,300~1,800円
(500円/500MB)
  • 500MBを超過した場合は500MB(500円)ずつ自動追加
  • 初期設定では+1GBまでで自動追加は終了するようになっているが、顧客専用ページで変更することにより+20GBまで自動追加するように設定する事が可能
  • 最低利用期間は12か月で、その間に解約すると違約金8,000円
  • 動作保証機器は ⇒ こちら

詳細や申込はこちらから ↓↓

つかったぶ~ん

「使った分だけSIM」の費用を比較

今回は、通話SIM場合のデータ量別費用を比較してみましょう。かなりごちゃごちゃしていて見辛いですが、5GBまでの費用をグラフにすると以下の様になります。比較の為、定額SIMでは一、二を争う安さで知られるDTI SIMの費用も載せてあります。

simcostcomp

(クリックで拡大)

今回は音声SIMの費用だけですが、ここから700~800円を引けばデータSIMの費用になりますので、傾向は同じになるはずです。

データ量が増えた場合の「@モバイル君。」の突き抜け具合がすごいですね。 ただし、グラフでは切れていますが、5GB以降は「0 SIM」も追加チャージになりますので、かなりの急角度で上昇する事になります。

やはり500MBまでは「0 SIM」と「@モバイルくん。」のお得度が高いですね~。勿論、キャンペーン中は「FREETEL」も負けていませんが。1GB以降、3GB位までは「FREETEL」がお得ですね。「DTI」とほぼ同等です。

それぞれの費用を500MB刻みで抜き出して表にまとめると、以下の様になります。

利用データ量 0 ~500M ~1GB ~2GB ~3GB ~4GB ~5GB
So-net 0 SIM データ+通話プラン 700 700 1,200 2,200 2,300 2,300 2,300
FREETEL 音声通話付プラン 999 999 1,199 1,600 1,600 2,220 2,220
FREETEL 音声通話付プラン(キャンペーン) 700 700 700 1,101 1,101 1,721 1,721
b-mobile おかわりSIM 音声付 1,300 1,300 1,300 1,550 1,800 2,050 2,300
@モバイルくん。使ったぶ~んだけプラン 800 800 1300 2,300 3,300 4,300 5,300
DTI SIM 音声プラン(参考) 1,200 1,200 1,200 1,490 1,490 1,920 1,920

で、結局どの「使った分だけSIM」を選べば良い?

以上から考えて、僕なりの「使っただけ支払う」格安SIMのおススメは以下の様になりますかね~。

  • データ利用は通常500MB以内で、たま~に増えたとしても1GBまでという人

⇒ So-net 0 SIM か @モバイルくん。使ったぶ~んだけプラン

  • データ利用は通常500MB~1GBくらいだけど、たまに3GBくらい使ってしまうという人

⇒ FREETEL 音声通話付プラン

それ以上使ってしまう人は、やっぱり定額SIMにしておきましょうね。

今回調べた「使った分だけSIM」の中では、僕的にはFREETELが一番バランス的に良い気がしましたね~。価格だけでなくスピードの速さも定評ありますし。これでキャンペーンが延長されたら言う事なしですね。(キャンペーンは3月28日まで延長されました。

期待しちゃいましょう!

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