2016年もIPOのシーズンが始まっていますよ! 「株式投資」というとリスキーな感じを受けるかもしれませんが、その中でもIPO(新規公開株)投資は金銭的なリスクがとても低く、初心者も無理なくチャレンジ出来ると言われています。
が、そんな低リスクなIPO投資でも、場合によってはなんと100万円を超える利益が得られる事も!
かく言う僕も、株の知識が全く無いまま昨年IPO投資を始めたばかりの初心者の一人です。金銭的なリスクは低い代わりに運がものをいうIPO投資!去年僕はほとんど当たらず、利益も微々たるものでしたが、今年はやりますよ~!
株価暴落が続く毎日ですが、そんな状況でも有望なIPOなら初値高騰する可能性は高いと言われていますし、ネット上の情報からそういった有望なIPOを見極める事も十分可能だと思われます。 さあ今年は一緒にIPO投資にチャレンジしてみませんか?
【目次】
- そもそもIPO投資って何なの?
- IPO投資の手順
- 1.投資をする新規上場企業を決める
- 2.その企業のIPO株を購入できる証券会社の抽選に申し込む(購入資金を準備)
- 3.運よく抽選に当選したら、その株を上場前に購入する
- 4.その株の上場日に即売り払う!
- 最後に
そもそもIPO投資って何なの?
IPOとは「Initial Public Offering」の略で、未上場企業が新規に株式を証券取引所に上場することにより、投資家がその会社の株式を売買出来る様にする事を言います。それにより上場した企業は資金を得て、事業の拡大などをすることが出来る様になるわけですね。
では、僕らが行う「IPO投資」とは、どういう事をするのでしょうか? 基本的な流れは以下になります。
- 投資をする新規上場企業を決める
- その企業のIPO株を購入できる証券会社の抽選に申し込む(購入資金を準備)
- 運よく抽選に当選したら、その株を上場前に購入する
- その株の上場日に即売り払う!
3の購入価格が「公募価格」、4の売価が「初値」と呼ばれるものです。その際の「初値」-「公募価格」が我々の利益となるわけですね。 以下、2015年に利益が大きかったIPOのトップ5です:
高騰 順位 | 上場日 | 社名 | 公募価格 | 初値 | 申込単位 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3月17日 | エムケイシステム | 3,500円 | 15,120円 | 100株 | 116万! |
2 | 9月15日 | アイビーシー | 2,920円 | 10,250円 | 100株 | 73万! |
3 | 4月30日 | テラスカイ | 1,700円 | 7,650円 | 100株 | 59万! |
4 | 4月28日 | ジグソー | 2,390円 | 8,040円 | 100株 | 56万! |
5 | 6月16日 | スマートバリュー | 1,580円 | 7,030円 | 100株 | 54万! |
なんと、IPO株一発で100万円以上の利益を上げることも可能なのです!すごいですよね~
ただ、もちろんそういったIPO株はごく稀ですし、大人気ですから抽選に当たる可能性もごく僅かなんですけどね。でも、可能性は0じゃない!!
過去5年間のIPO株高騰率は以下の様になります。
上場年 | 上場社数 | 高騰数 | 公募割数 | 同値 | 高騰率 |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 97 | 84 | 11 | 2 | 86.6% |
2014 | 83 | 65 | 15 | 3 | 78.3% |
2013 | 60 | 56 | 3 | 1 | 93.3% |
2012 | 50 | 39 | 11 | 0 | 78.0% |
2011 | 36 | 19 | 14 | 3 | 52.8% |
ご覧のように、近年はほぼ80%以上が高騰していることが判りますよね。これはすごい率ですよね~
とはいえ、2割は損をしちゃうんじゃ・・・??
大丈夫です!信頼できる初値予想や口コミなどの情報はネットに多くありますから、それらを参考にして、少しでも不安があるIPOには参加しなければ良いのですから!それにより、損をするリスクを限りなく0に近付ける事が可能になるのです。
IPO投資の手順
では、以下でIPO参加手順を見てきましょう。
1. 投資をする新規上場企業を決める
まずは、どんな企業がいつ上場するのかを知らなくてはいけません。そして、上場の際の公募価格が幾らで初値予想はどのくらいなのか、公募割れの可能性はどのくらいあるのかといった情報を調べることがすごく大切になります。
僕はいつも、まず最初に96ut.comさんのIPO初値予想ページを参考にさせていただく事が多いですね~。各上場予定企業の詳細情報や初値予想、口コミなどが良くまとめられていて、初心者にも大変判り易いです。
他にもIPO関連のブログはたくさんありますから、とても参考になりますよ!ブログ村にはIPO系ブログがたくさん登録されていますから、一度見てみることをお勧めします。 ブログ村のIPO系ブログはこちらから ⇒
また、手前味噌になりますが、僕のIPOブログ「目指せ一攫千金!IPOドリーマー」にも「IPOスケジュール」としてまとめてありますので、参考にしていただけると幸いです。
2. その企業のIPO株を購入できる証券会社の抽選に申し込む
投資する企業を決めたら、そのIPO株を購入できる証券会社を選ばなくてはなりません。
ここでポイントは、「どの証券会社でも買えるわけではない」という事です。すなわち、一つの証券会社の口座を持っているからといって、全てのIPO株を購入できるわけではないのです。
新規上場の為の作業はその企業に代わって証券会社が実施しており、その証券会社は「幹事」と呼ばれます。そして、その作業を中心になって取り仕切る会社が「主幹事」と呼ばれます。新規上場する企業の株式を販売するのも、基本的にその「幹事」証券会社となります。
販売される株式の数量は決まっていますから、それぞれの幹事の中でその数量を割り振るわけですが、やはり中心的に作業した「主幹事」が最も多くの株式を割り当てられます。多くの場合全体株数の80~90%を主幹事だけで販売することになり、残りを他の感じで分け合う事になります。
通常は「主幹事」証券が他の「幹事」証券よりも圧倒的に多数の株数を販売しますから、主幹事の抽選に申し込むのが当選確率が一番高い事が多いですが、以下の様な種々の理由により、そんな単純に決まらない事が多いです。
- 主幹事が大手証券会社の場合は口座数が多く、抽選申し込みも圧倒的に多い為、結局当選確率が低くなるケースもある。
- 営業による裁量配分に多くの株数を割り当て、抽選による販売数は全体割当株数の10%程度という証券会社が多い。中には100%抽選というマネックスやカブドットコム等の証券会社もあるが、それは少数派。
- 各証券会社のIPO抽選方法が異なる。割り当てられた株数を単純抽選で割り当てるという場合が多いが、中には抽選申込枚数が多い(=購入資金が多い)ほど当選確率が上がるケース(SBI証券など)や、取引実績やポイントにより当選率が上がるケース(大和証券、SBI証券、楽天証券、HS証券など)がある。
戦略は多種多様ですのでまた追って記載したいと思いますが、よく言われている基本的な作戦としては以下の様なものがあります:
- たとえ取引はしなくとも、IPO抽選申込に備えて多くの証券会社の口座を開いておく。口座を開くだけなら無料という証券会社が多い。
- IPO抽選の際は、出来るだけ多くの証券会社から抽選を申し込む事で少しでも当選確率を上げる。ただし、その分資金が必要になる場合が多い。また、むさし証券のように複数証券からの申込を禁止している場合もあるので注意。
- 資金が限られている場合は、出来るだけ当選確率が高い証券会社に絞って申し込む。
どの証券会社が幹事になっていてどの程度の株数が割り当てられているといった情報も、先の96ut.comさんのIPO初値予想ページにて、各社の詳細情報ページに書かれています。ただし、割り当て枚数は抽選申し込み間近にならないと判りませんが。
最近はネットからIPOの抽選を申し込める証券会社が多いですが、電話でしかダメだったり、窓口でしか出来ない証券会社もあります。そういった情報も、96ut.comさんの証券会社情報ページが参考になります。
IPO投資を始める際にまず最初に口座開設すべき証券会社を僕が3つだけ挙げるとしたら、SBI証券、SMBC日興証券、マネックス証券ですかね~
尚、判り易くするために単に「抽選に申し込む」と書きましたが、実際には「需要申告に申し込む」、或いは「ブックビルディングに申し込む」という言い方をします。
そのステップにより、どの程度その株に需要があるかを証券会社が計り、最終的な公募価格を決定することになります。
多くの証券会社では、「需要申告」に申し込んだ人が自動的に抽選対象となり、当選者だけが購入申し込みをすることになります。が、一部の「後期型」と呼ばれる証券会社では、需要申告で公募価格が決まった後でも抽選をせず、その後に購入申込をした人の中から抽選をして、最終的に購入出来る人を決定します。
僕のIPOブログ「目指せ一攫千金!IPOドリーマー」の一番下に「証券会社別IPO条件・出金スケジュールまとめ」がありますが、その「抽選タイミング」欄が「購入申込後」となっているのが後期型の証券会社となります。
3. 運よく抽選に当選したら、その株を上場前に購入する
昨年の郵政上場を機にIPOを開始した人がかなり多数いたそうで、当選も以前よりはかなり厳しくなっているようです。それでも、続けていれば必ず当選出来るはず。
特に、SBI証券は抽選申込枚数が多い(=購入資金が多い)ほど当選確率が上がる抽選方法ですから、資金が多くて需要申告申込枚数が多い人ほど当選の可能性も高いはずですよ。僕は無理ですけど。
また、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」というものがあり、落選するたびに1ポイントもらえます。これを貯めて抽選時に使う事により、抽選が別枠となり、使ったポイントの多い順に株が割り当てられます。
すなわち、頑張って挑戦を続けてポイントが貯まったら、いつかは必ず当選できる日がやってくるという事です!まあ、人気が高いIPOの当選には少なくとも200とか300ポイントが必要と言われてますから、数年間はこつこつ申し込んでは落選してを繰り返してポイント貯める必要があるわけですけどね。
さ、そんなわけで幸運にも当選出来た人は、各証券会社によって決められた購入期間中に購入申込をしましょう。
4. その株の上場日に即売り払う!
幸運にも当選した人は、上場日の早朝に売り注文を出しましょう!売り注文が出せる時間は証券会社によって異なりますが、とにかく株式市場が開く前に注文出しちゃうのが良いようです。
IPO株の特徴として、上場直後は株価が急上昇する可能性が高く、その後はまた下がる可能性が高いとか。その為、上場前に売り注文を出し、初値が付いた時点で売るというのが最も安全で利益を得やすい方法との事です。
勿論初値を付けた後で更に値上がりする株もあり、そんな場合は即売らずに暫く置いた方が儲かるわけですが、そのあたりのリスクをとれる人、または上がると確信を持った上級者の人以外は素直に売った方が良いと言われています。
まあ、僕も一回しか当選したことが無いのであまりよく判りませんが・・・その時は初値売りで儲かりましたよ!ちょっとだけですけど。
最後に
そんなわけで、株初心者でも始めやすいIPO投資について、同じ初心者の視点でまとめてみました。
とはいえ初心者ですから説明が足りない部分も多いでしょうし、良く解っていない部分も多々あると思いますので、何かありましたらコメント頂けますと幸いです。
株価がメタメタな状況が続いていますが、有望なIPOなら初値高騰する可能性は高いと言われていますし、ネット上の情報からそういった有望なIPOを見極める事も十分可能だと思われます。きちんと取捨選択し、確実なIPOに挑戦していきたいと思ます!
僕のIPO挑戦については、もう一つの別ブログに記しています。
良ければこちらにも遊びに来てくださいね~