ずっと問題視されていた携帯電話・スマホの「2年縛り」ルールですが、ようやく改善へ向けての検討がされているようですよ!
これで「2年毎にやってくる僅かな期間を逃すと、何年経とうが何十年経とうが解約時に違約金(9,500円ほど)を支払わなければならない」という、どうも僕らには納得できなかったルールがやっと無くなりそうです!
「2年縛り」の違約金は最初の2年だけで十分!
そりゃ、2年契約をしたのに2年経たないうちに解約しちゃったら違約金とられても仕方ないと思いますよ。大人ですし。
通話タイプの格安SIMは大体そういったルールの所が多いですよね。しかし、天下の3大キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクのルールはそうではなく、最近まで以下の様になっていました。
- 2年契約の場合、24か月以内に解約したら契約解除料9,500円
- 24か月経過後、25か月目の1か月内であれば契約解除料無く解約OK
- 25か月目中に解約しなかった場合、2年解約が自動更新され、その後の23か月間に解約するとまた契約解除料9,500円
- 以上繰り返し
まさかそんなことになってるとは思わない人たちのトラブルが絶えず、去年から総務庁もキャリアに対してずっと改善を求めて来ていたわけですが、何もないまま2015年も過ぎ、今年になって3月7日にようやくドコモが開始したのが「契約解除料がかからない更新月を1か月から2か月に延長」というものでした。ソフトバンクも3月以降に、auは5月から開始するようです。
参考 ドコモからのお知らせ(Docomo HPより)
まあ確かにそれで解約忘れ等のトラブルは減るでしょうし、大きな改善かもしれませんが、やはり根本的な解決になってないのは明らかです。「とりあえず更新期間延長で逃げるつもりか?」「やっぱり大きな会社は変化が遅いのかなあ」などとがっかり。
そんな折、更新期間延長の発表からわずか数日後の3月12日に報道されたのが「auが今年度中には2年縛りの自動更新中止」とか「ドコモが夏を目途に2年後は解約違約金が不要のプランを検討中」といったニュースでした。おおっと、これは油断してました!
参考 NTTドコモ 「2年縛り」改善へ 新料金体系(NHK NEWSWEBより)
参考 au、「2年縛り」自動更新を廃止する方針。田中社長が明言との報道 (追記:KDDIがコメント)(Engadget Japaneseより)
うん、さすが天下の3大キャリア!ちゃんと考えていてくれたんですね!早くその日が来ることを切に願います。
え?しかし、2年以後の契約解除料がかからないプランになると、月額数百円程度高くなる可能性が高いみたいです。
う~ん…
やっぱり格安SIMにしておいた方が良さそうですね^^;